水が出ない物件
「空室」や「空き物件」をなんとかしたい・・・のであれば、
「電気がつくように」しておきましょう!と前回ではお伝えいたしました。
今回は「水道の開栓」です。
水道は使えるように開栓の手続きをしておく必要があります。
ここで「排水トラップ」の説明をいたします。
排水トラップとは排水口に設けられた構造のことです。
トラップは何種類かありますが
S字トラップとわんトラップが一般的です。
わんトラップはお茶碗をかぶせた形をしているので
そう呼ばれるのかもしれませんね。
キッチンやお風呂の排水に使用されていますよね。
さて、水を流すと、このS字の途中に水が溜まります。
そして、また水を流すと流れるワケです。
「溜まる」「流れる」の繰り返し。
わんトラップも同じ仕組みです。
もしこの排水管が直線だったらどうでしょう。
水が溜まらないので、下水臭がモロ上がってきてしまいます。
どこかの天才が「水でフタをする」という仕組みを発明したってことです。
スゴイ!
ところがっ!!長い期間、水を流さないと
この「溜まった水」は蒸発してしまうのです!!!
「水のフタ」がないため、
下水からの悪臭、害虫、有毒ガスが部屋の中に侵入するのです。
ですから空室のキッチン、洗面、浴室、トイレは時々水を流さないと、
恐ろしく「悲惨」なことになってしまうワケです。
悪臭や虫が発生してしまうと見学時に大きなマイナスポイント
となることは言うまでもありません。
見学に訪れた「入居希望者」から「臭い物件」「虫だらけの物件」
と判定され、候補から急降下間違いなし。
また、仲介の営業マンからは「決まりにくい」物件とレッテルを貼られ、
積極的にお客さんを案内してもらえません。
賃貸の場合、仲介営業マンには「水道開栓しないセコい大家さん」と
位置づけられていることでしょう。
さぁ!すぐに水道を開栓(契約)しましょう。
電話1本で出来ます。
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